2015年6月定例会 討論

すべての議案に賛成

 議席5番,鈴鹿の風,中西大輔です。
 私は,議案第35号から議案第51号までの全議案に対して,賛成の立場で討論をさせていただきます。

 先ほど,石田氏の討論の中において,反対理由がマイナンバー制度とクレジット収納について,大きく2点出されておりましたが,その点につきまして,確かに石田氏の指摘されるように,マイナンバー制度においては,その情報管理等にリスクがあることは確かであります。
 しかしながら,その点については,国だけではなくて,やはり一人一人の市民が,ふだんのネットの使い方から注意するべきものであって,やはりその面については,私たち自身も取り組んでいかなければいけない課題だと思います。
 その上で,このマイナンバー制度,いろいろ問題があるとは申されておりましたが,しかしながら,今,昨今,諸外国でもそうですが,オープンデータ,オー プンガバメントという動きですね,行政の取り組みの動きがある中で,例えば,玉城町の元気バスにおいても,資料を読んでおりますと,将来的なマイナンバー 制度の導入を前提に,システムを構築しているということが,東京大学の大学院のパワーポイントの資料の中にも書いてありました。
 そのような形で,やはりこれから,どのように情報を使いながら,私たちの生活を効率化していくかというところが,マイナンバー制度にかかわっているとい うこと。この動きの始まりのところであるということと,また,諸外国では,実際にもう動いていることを考え合わせれば,やはり今回の導入はあるべきものだ というふうに,私は考えるところです。

 クレジット収納についての討論もお聞きしておりましたが,中で種々,大きく三つ申されてた部分がありますが,納付する手数料が,納付金額の1%というこ とで,高額になればなるほど,その負担が大きくなるのではないかという御意見がありましたが,それにつきましては,クレジットカードを使用することによっ て,ポイントが加算されるということもありますので,その選択を行うのは,あくまで支払う側の納税者の人にあるということ。それを考えれば,これをもって 反対理由とするのはいかがなものかというふうに考えるところです。
 そして,収納率について,はっきりした答えがなく,1%から3%,先行自治体の中の動きはあるということですが,これについても,今後,活用が広まって くれば,今のような形で自分にとってのメリットがあれば,選択をする市民の方もふえてくるのではないかというふうに考えるところです。

 そして最後,三つ目に,カード破産などのリスクということをおっしゃられておりましたが,この部分につきましても,基本的には,自己責任,そしてまた, カード破産等につきましては,これは市も行っている,これから相談事業のほうで救い上げていく,フォローしていける部分だと考えますので,私は,クレジッ ト収納につきましても,今回の定例会に提出された中の補正予算において,対応していくべきだというふうに考えます。
 以上,反対討論に対しての私の賛成理由の一部分を述べさせていただきましたが,このほかにも,若干,意見を付与させていただきます。

 第3款民生費において,庄内幼稚園を放課後児童クラブとして利用するに当たって,幼稚園児用のトイレになっているため,それを小学生も利用できるトイレに改修するということが,大きな内容になっております。
 しかしながら,この建物の改修につきましては,もともと幼稚園というのが,水道管の口径が大きいもので設定されていると。大きいもので設定されると,当然のことながら,水道料金が高額になっているという課題がありますが,残念ながら,今回の予算では,その点については,対応するものではないということが答弁にありました。今後,国府幼稚園の園舎を活用していくことを考えたときには,やはりその点,鈴鹿市として,しっかり取り組んで,検討していただくよう に意見をさせていただきます。
 ひとり親家庭学習支援事業費につきましても,白子駅西のほうで行うということで,おっしゃられておりましたが,やはり全市的なひとり親家庭のニーズとい うのが,やはり全市的にあるものですから,その点をしっかり考慮に入れていくべきでもありますし,また,柔軟に対応していくことをすべきだということも意 見させていただきます。

 次,7款商工費についてですが,平成30年開通予定の新名神高速道路,開設設置予定の(仮称)鈴鹿パーキングエリアスマートインターチェンジと,その周 辺での土地利用について,検討に対する助言や提案に関する業務委託を行うという内容のものですが,この中で,やはり今,都市マスタープランの改定というこ とも進んでおりますし,また,鈴鹿市にとっては,今後,10年,20年という長いスパンで考えたときに,やはり長期的な視点でのまちのあり方,西部地域の あり方を意識した取り組みにしていただくように,提案をさせていただきます。

 10款教育費については,土曜授業推進事業費がありますが,今回は,県の補助金を活用して,平田野中学校区で行うということですが,やはり,このような 取り組みというのは,基本的には,全て10校の中学校区で行うべきであると考えますので,その点についても,今回の補助金を使いながらの動きであるという ことですが,検討のほうをしていただくように提言いたします。

 そのほかの議案について,附属機関の整理に伴う議案に関して,意見を付与させていただきたいと思うのですが,行革の中で,この附属機関,今まではさわっていなかったものを,改めて整理した,チェックして整理をしたということは,評価をするものです。

 しかし,やはり今回は整理だけに終わっていますが,ここで求められるのは,やはり今後,この各会議が活発に活動する,意見を交わされるような場になるよ うなことになるということが,やはり重要なことでありますので,この中で,委員構成について,男女の構成比はもちろんなんですけれども,やはり年齢の構成 ということにも意識をもって取り組んでいただきたいということを意見します。

 そして,あわせて,報告の中にもありましたが,見直し規定のような取り組みもやはり,今回の条例案には入っておりませんが,検討していただくべきだと考 えますし,同時に,先ほど申しました論点と同じなんですけれども,各会議がどれほど効果的に行われているかということを,モニタリングするなども,検討し ていただくべきだということを意見させていただきます。

 以上をもって,私の討論とさせていただきます。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。