2007年6月定例会一般質問
「江島総合スポーツ公園指定管理者選定について」


 それでは,二つ目の質問,時間短いので,要点しっかり,長いことではなくて,しっかり抑えて答弁していただき たいのですが,江島総合スポーツ公園の指定管理者選定についてなんですけれども,私,9月議会,討論にて,鈴鹿市立体育館及び武道館は鈴鹿市におけるス ポーツの拠点施設であること,県営鈴鹿スポーツガーデンとの比較,体育館関連施設整備について,体育館及びスポーツ公園周辺住民との関連についての4点 と,市民に対する情報開示と説明責任及び職員の意識改革と向上についての視点から,市が市民に対する説明と意見交換を行う場を持つことと,条件整備と調整 についての期間を設定し,実行した上で,再度,議案としての提案を市に求めるものとして,指定管理者導入に関連する2条例の拙速な改正に異議を唱えさせて いただきましたが,以上のことについて,市行政では真摯な議論がその後なされた上で,今回の選定委員会開催からホームページ上での公表があったのか,これ までに至る経緯の説明を求めます。
 また,ホームページでの公表について,選定委員会は,あくまで市長の判断の代行であり,市長と同じく選挙によって選出された,二元代表制の片翼を担う私 たち議員の議決を必要とする事案であるにもかかわらず,報告も,説明もなく,公表が行われたことについての説明を求めます。
 あわせて,残り今回の五つのプラン,残り四つのプラン出ていませんが,残り四つのプランについて,それぞれの核となるコンセプトについて説明を求めます。
 また,議会での議決のためには,それぞれのプランについて点数での判断だけではなく,客観的にそれぞれを把握する資料がなければ,市民代表としての議会での議決ができないと私は考えますが,その点についての見解を求めます。


○議長(大西克美君) 市長。
               〔市長 川岸光男君登壇〕
○市長(川岸光男君)
 それでは,中西議員の御質問のうち,江島総合スポーツ公園指定管理者選定についての御質問に,御答弁させていただきます。
 公の施設の管理委託に指定管理者制度を導入した,地方自治法の一部を改正する法律が公布をされ,平成15年9月2日から施行されました。これを受けて, 鈴鹿市の公の施設の管理につきましては,鈴鹿市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例に基づき公募を行い,指定管理者の候補者を選定し,議会 の議決を経て,指定管理者を指定するものでございます。
 本市におきましても,平成18年4月から,既に20施設で実施をしております。
 このたびも,条例に基づく手続を踏まえ,鈴鹿市公の施設の指定管理者選考委員会へ,平成19年8月31日に諮問いたしましたところ,応募団体から提出さ れた事業計画書の書面審査やヒアリングを実施するなどの審査の結果,11月26日に,三幸・スポーツマックス共同事業体を江島総合スポーツ公園の指定管理 者候補者とするとの答申をいただきましたことから,答申内容に基づき,指定管理者候補者としての議案として提出をさせていただく予定でございます。
 選定の経緯などの詳細につきましては,文化振興部長に答弁をいたさせます。

○議長(大西克美君) 文化振興部長。
             〔文化振興部長 佐藤邦孝君登壇〕
○文化振興部長(佐藤邦孝君)
 少し時間がございませんが,私から,ちょっとこれまでの経緯と御答弁申し上げます。
 平成20年度から指定管理者制度の導入を予定いたしております,江島総合スポーツ公園の指定管理者選定の経緯でございますが,平成19年2月21日に, 鈴鹿市公の施設の指定管理者選定委員会を開催し,選定委員の皆さんに,鈴鹿市立体育館,鈴鹿市武道館などの施設を見学していただくとともに,担当職員から の説明も行って,施設に対する理解を深めていただきました。
 次に,8月31日に,市長から選定委員会に対し,江島総合スポーツ公園の指定管理者の候補の選定について諮問し,同日,開催されました選定委員会では,江島総合スポーツ公園の指定管理者募集要項案・評価基準案について,委員の皆さんからの御意見をいただきました。
 その後,10月9日から11月8日の1カ月を募集期間として,ホームページからの関係書類を入手できるようにし,広く応募者を募り,募集期間中である 10月25日には,現地説明会を開催し,市内外から15団体に参加していただきました。その結果,11月8日の締め切り日には,5団体から応募をいただき ました。
 募集期間終了後,11月21日に選定委員会において団体から提出された事業計画書など,書面審査の上,1団体25分間のヒアリングを実施しました。
 ヒアリング後,委員1人当たり200点を持ち点として,施設の設置目的に合致した理念・運営方針を持っていること,サービスの向上が図られるものである こと,施設の管理経費の内容が適正な金額で設定されていること,施設の管理運営を安定して行う能力を有していること,スポーツ教室の企画・指導が適切に実 行されるものであるかの五つを評価基準とし,選定委員5人の合計点が一番高い申請者を指定管理者の候補者として選定し,11月26日に市長へ答申が行わ れ,その結果は,ホームページで公表しております。
 また,選定委員会は,鈴鹿市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例によりまして,市長は,前項の規定により,指定管理者の候補者を選定する ときは,あらかじめ公の施設の指定管理者選定委員会の意見を聞かなければならないとの規定により,意見を諮問に対する答申という形でいただいたものでござ います。
 したがいまして,答申につきましては,それ自体で完結したものでございますので,従来から速やかに公表するという形の取り扱いをいたしております。
 その後,本市におきましては,その答申書に基づき,指定管理者の候補者を決定いたしました。
 次に,5団体の申請書につきましてですが,ちょっと時間の都合もございまして,内容につきましては,説明,省略をさせていただきますが,いずれの団体に つきましても,江島総合スポーツ公園の指定管理者に係る思いを熱く述べておられますが,指定管理者選定委員会からの答申を真摯に受けとめ,候補者の選定を いたしましたことに御理解を賜りたいと存じます。
 以上でございます。

○議長(大西克美君) これにて,中西大輔議員の質問を終了いたします。
 この際,暫時休憩をいたします。
 再開は13時55分といたします。